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 『子どもの成長」  





今日は、秋晴れのもと息子の保育園での運動会があった。



もう、はじめから涙が止まらなかった。(笑)
そう、ボクは涙もろいのだ。(笑)
年のせいではない! と信じたい!(笑)





開会式で、年長さんが保育園の歌を歌った。
その歌を聴いていると、もう涙が頬を伝っていた。

「一生懸命さ」
その姿がとても美しく思えた。



そして、年中さんである息子の走る姿。
思い切り踊っている姿。
順番を待っている仕草。

その一挙手一投足が、ボクの涙腺を刺激する。

生まれた日のこと。
初めてお風呂に入れたときのこと。
寝返りがうてたよ! と夫婦で喜び合った日のこと。
初めて、つかまり立ちをした朝のこと。

「ほんのこの前だと、思っていたのに・・・」
いつの間にか逞しく育ったことに、感謝の念が湧いて来る。

「明日、死んでも悔いがないように、心の奥に焼き付けておこう。」

そう思うだけで、世界の全てが美しく思える。





転んで泣いていた子どもの顔でも、とても良かった。
お父さん、お母さんが、競技の後に子どもを抱きしめる仕草も、この上なく素晴らしいものに見えた。

もし、この子が生まれてこなければ、その全てに出逢う事はなかったのだから。



そして、一番鼻の奥が痛くなるほど涙がこぼれたのが、年長さんの種目。

それは、春からそれぞれの目標を決めて、運動会までにはできるようにすると頑張ってきたらしい。


目標はみんなそれぞれ違っていた。

ある子は、4段の跳び箱を飛ぶこと。
ある子は、鉄棒で前回りを5回すること。
また、ある子は、マットの上で側転を5回すること。

それぞれの子が、それぞれの目標を決めて、それを披露してくれた。



その子達の頑張りも、もちろんあるだろう。
しかし、先生たちの影の頑張りも相当なものだろうと思った。

それを1人ずつ、披露してくれた。





名前を呼ばれる。
返事をして、みんなの座っているところから、一歩前に出る。


先生が、
「この子は、こういう目標を立てて、毎日頑張っていました。
最初はできなかったのが、徐々にできるようになって、本当に嬉しそうでした。
今日も、頑張ろうね!」
等というコメントを入れる。



子どもたちが、
「はいっ!」
と大きな声で返事をする。


そして、跳び箱をする子は跳び箱へ。
鉄棒をする子は、運動場の真ん中に置かれた鉄棒へ。
マットの子は、マットへ。

沢山の観客の前で、それぞれを披露してくれた。



とある子の紹介の時に、先生が声を詰まらせた。
胸がいっぱいで声になっていなかった。





しばらく、水を打ったような静寂が辺りを支配した。
その静けさを優しく包み込むように、先生が声をかけた。


「○○君・・・・・・がんばったよね・・・。


本当に・・・がんばったよね・・・。


今日が最後だから・・・、頑張ろうね・・・。」



そう紹介された子は、大きくうなずき、見開いた目は、跳び箱だけを真剣に見ていた。



固唾を飲んで見守る観衆。
その子はゆっくりと走り出した。

そして、そのままトップスピード。
大きく跳躍をした。
跳び箱に手をついた。


「あっ!」

手が前過ぎる!

誰もがそう思った瞬間、しかし、その子の体がフワッと浮いたように跳び箱を通り過ぎた。


2本の手を高くあげてポーズ。


少し照れたような表情だったが、そらした胸が誇らしい。



「わぁー!!!」
嵐のような拍手が沸き起こった。

担任の先生は、スタート地点で涙をしきりにぬぐっていた。
同僚の女性の先生が、優しく肩を抱いてくれていたシーンがまた良かった。


その子は、退場ゲートで待っている園長先生のところへ走って行き、相変わらず照れた表情を浮かべながら、園長先生に抱きついた。


園長先生も、頭をなでながら、
「がんばったね。できたね。よくあきらめずに練習したね。」
と沢山の言葉を与えていらっしゃったのだろう。

拍手の中、その声をボクは正確に聞くことはできなかったけど、
何を言われているのかは、充分に理解できた。


そして、胸に金ピカのメダルをかけてもらっていた。

その金ピカのメダルを誇らしげにかけたまま、その子はお母さんの待つ席に走っていった。
お母さんも涙を流しておられた。


お母さんが力いっぱい抱きしめておられる場面を、誰もが微笑ましく思ったに違いない。

そこでまた静かな拍手が沸き起こった。



入園させる前は、
「評判が良いと言われる保育園ではない」と言われていた。


でも、こんな感動的な運動会をしてくれる保育園も、
きっと沢山はないだろう。


来年、息子は年長さんだ。
ボクは平常心で居られる自信がない。(笑)



子ども達の解いたノート


   

   

   

 

 



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