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  『どんぐり倶楽部』 




『どんぐり倶楽部』は、

・子ども達の力を信じる
・無理なく、無駄なく、効果的な学習指導をする
・<考える力>を身につけさせる

ことを目標とした学習サポート機関です。代表を糸山泰造先生がされています。


まずは、こちらをご覧頂き、適当なリンク先をクリックしてみてください。


『こちら』


相当数の「答案」がありますね。
いえ、「答案」ではありませんでした。(笑)

「作品」です。

私達は、「考えるとはどういうことなのか」を教わらずに「考えなさい」と言われてきました。その結果、「考える振りだけをする子」が増えました。真剣な表情をすることが、考えることだと思っている子もいました。


「考える」とは、どういうことなのか。

糸山先生は、小学1年生の子にも分かるように、授業でこう仰います。




……………………………………………………………………………………………


「リンゴとリンコ」



私(糸山) :リンゴとリンコって分かりますか?


生徒:???


私 :リンゴは分かりますが、リンコは分かりませんね。

どうして分からないのかな?


生徒:???


私 :読めるよね。発音できるよね。
なのに、どうして分からないのかな。

では、リンコをリンゴの隣で口を閉じて微笑んでいるお魚さんだとします。
さて、リンゴとリンコって分かりますか?

……分かりますね。


生徒:うん。


私 :どうしてでしょう。
ついさっきまで分からなかったことが、今は分かっていますね。
どうしてでしょうか。


生徒:教えてもらったから。


生徒:説明してもらったから。


生徒:言葉の意味が分かったから。


生徒:今は知ってるから。


私 :うん、そうだね。じゃあ、今、みんなが言ったことはどういうことかな?


生徒:?……。


私 :イメージできるようになったということですね。
言葉からイメージを引っ張ってきて、頭の中で見ることができるようになったからだね。

『見える=分かる』なんだねぇ。

では、見えたものを描いておきましょう。





(※リンゴとリンコの絵)


私 :この分かったことを描いておくということが大事なんですよ。
どうしてかというと、この分かったことを使って『考える』からです。

今は2つだけですから絵を描いておかなくても大丈夫でしょうが、
どんな場合にでも考えられるように必ず絵を描くようにします。

描いたかな?


生徒:もうちょっと。


生徒:描いた。


私 :はい、じゃあ今度は目を閉じて。リンゴとリンコが見えますか?


生徒:はい。


私 :では、聞きますよ〜。リンゴとリンコって分かりますか?


全員:は〜い。


私 :どうしてかな?


全員:見えるからです。頭の中で絵が。


私 :そう!
『見える』と『分かる』って同じ事なんだね。


生徒:え?あ、そうか。うん、そうだね。


私 :さて、目を開けて。
この絵を見てね。
今度は『考える』とはどういうことかを体験するよ。


生徒:考える?


私 :そう、考える。
『考える』ってどういうことだろう。


生徒:どういうって、考えるってのは考えることじゃないの?


私 :じゃあ、聞くよ。
絵を見てるんだよ。
リンコがリンゴを食べるには、どうすればいいでしょうか?
この絵を見て!

この絵を見て!!


生徒:口を開ければいいんじゃないの?


私 :その通り!


生徒:何だ簡単じゃない。


私 :そう。とっても簡単なんだ。
でも、それが『考える』ってこと。

いいかい。

今、ココに描いてある絵を見ながら、その絵を変形させてどうすれば問題が解決できるか、つまり『リンコがリンゴを食べることができるか』、答えを見つけただろ?

それが『考える』ってことなんだなぁ。
絵にしてみるね。




(※リンコがリンゴを食べる絵)


私 :こんな感じかな。
いいかい、今みんなは、頭の中で絵を動かしたんだね。

イメージを変形させたんだね。

このこと、つまり、頭の中でイメージを変形させることが『考える』ってことなんだ。
だから、考えるって事がイメージを変形させることって分かれば、誰にでも簡単にできるんだなぁ。

だから考える力のない人なんていないんだよ。
誰にだってできることなんだよ。
しかも、どんな勉強でも同じなんだ。

考える方法はこれだけ。

……………………………………………………………………………………………


最初、私はこの文章を読んだとき、狐につままれたような気持ちになりました。(笑)
しかし、よくよく考えてみると、まさに言われた通りです。

「とけい」

と言われて、「時計」という漢字を思い出す人はあまりいないでしょう。
思い出すのは、やはり「映像」です。


どこかへ行く道順を教えてもらうとき、言葉をそのまま覚える人はあまりいません。覚えるのはやはり、地図に描いてもらったり、目印になるものをイメージとして捉えているものです。

そういう
「情報を操作すること」=「考えること」
だと言えそうです。

その「情報」は、人間の五感を通して入ってきます。
視覚、聴覚、臭覚、触覚、味覚、です。

その中で、一番人間が得意なものは「視覚」だと言われています。


『ゴジラに翼を足してください。』


簡単にイメージできますね。

(更に、天使のような翼をイメージした人もいれば、悪魔の翼、飛行機の翼、など、色々な翼が出てきます。そこが「面白い」ところです。)



『「蛍の光」に、「さくらさくら」を重ねた音をイメージしてください。』


相当、訓練を積んでいないと難しいですね。



『カレーライスの匂いにサンマの塩焼きに匂いを足してください。』


・・・想像できません。(笑)



『サラサラの砂の感触に水を触った感触を足してみましょう。』


・・・意味不明です。(笑)



『うなぎのかば焼きとスイカを一緒に食べたときの味は、想像できますか?』


慣れている人はできるかもしれませんが、ちょっと想像できません。



どうでしょうか?

「足し算」を考えただけでも、視覚の優位性が分かると思います。
これが、「引き算」「掛け算」「割り算」となっても、視覚イメージは自由自在です。



ゴジラから尻尾を取ります。


すぐ想像できます。



ゴジラを6倍に大きくします。


東京タワーと同じくらいです。すぐ想像できます。



ゴジラをアリと同じくらいにします。


すぐできますね。



音はどうでしょうか。


なんでも良いですが、自分の好きなある歌謡曲から、ドラムの音だけ取ってみる、とか、或いは「ラ」の音だけ取ってみる。

イメージできますか?



3拍ずつずらして、その曲を5回重ねてみてください。


想像もつきませんね。(笑)



同じように、匂いも、肌触りも、味も、引いたり、掛けたり、割ったりすることには不向きです。



であれば、一番得意である「視覚イメージを使うこと」。
それを「考える」土台として使うことが、もっとも効率的だと私も思います。


その「視覚イメージの操作」の練習に使うのが、どんぐり倶楽部の『良質の算数文章問題」です。
大切なのは、「自分のオリジナル」であることです。


なぜなら、「オリジナル」は楽しいからです。



先日、問題に出てきた「ハム太郎」をブタ君にした女の子がいました。
「だって、こっちの方が、美味しそうなんだもん!」
と得意顔でした。(笑)

それで良いのです。
それが良いのです。


「どんぐり倶楽部」に関しては、まだまだお伝えしたいことが沢山ありますが、後は公式サイトをご覧頂き、皆さまでご判断頂ければと思っております。



公式サイト『どんぐり倶楽部』





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